僕がワンピースを好きな理由
こんばんは、菅野です。昔から漫画ワンピースが大好きなのですが、最近は時間が無くてあまり読んでいませんでした。なんとか時間があったので1巻から読み直して今の最新刊まで読んだので、ワンピースを好きな理由を書いてみようと思います!
☑️今や国民的漫画
読み始めたのは小学生の頃ですが、今や国民的漫画と言われるほどの人気。ギネス記録もとられたらしく、いつの間にやらすごい漫画になってます。
なぜワンピースがここまで国民的に人気なのか、という理由についてはここでは一度置いておいて、僕が今回全巻読み直して、個人的にワンピースのここがすごい!ここが人気の理由!と思える点を書きたいと思います。
全国的に人気な理由ってなるとアニメ、映画などのメディアが絡んだ話とかにもなっちゃいますし!
☑️主人公の明確な目標
主人公のルフィーは17歳で海にでます。世界は伝説の海賊が残した大秘宝を探す海賊があふれる大海賊時代。もちろん主人公の夢も海賊王です。
主人公ルフィーははっきりと自分のやりたいことを見つけ、夢を宣言しています。やりたいことがみつからずあたふたしている大学3年生の僕にとっては、超あこがれです。
その後出てくる仲間達もみんな自分の夢をもって、それを言葉に出しています。本気になるのがカッコ悪いとされがちな現代で、これほど熱く自分の夢に向かっていく姿はもはや嫉妬してしまうほどの魅力があります。
☑️助けてもらえる仲間の存在
ルフィーは実は万能系主人公ではありません。海に出るというのに航海術も持ってなければ料理も作れないし船の修理もできない。作戦を立てたりするのも苦手です。
漫画の一番面でも、「俺は助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」と言っています。
そんなルフィーを支えるのは、ルフィーの仲間。ルフィー自身も自分で無理をすることはせず、できないことは仲間に全力で頼っています。
この姿勢も実社会の僕達にはなかなかできない行動ではないでしょうか。相手を信頼して頼るというのは人の顔色を伺っていては出来ることではありません。一方的な押しつけではなく、対等な信頼関係。
ワンピースは仲間の大切さを教えてくれる、という評判は良く聞きますが、もう一歩踏み込んで言えば、その仲間とはやはり「自分のことを助けてくれる仲間」なのです。船長という肩書きはもちろんルフィーにありますが、上下関係は麦わら海賊団には存在しません。家、学校や会社などどこに行っても人間関係に悩まされる私たちにとって、麦わら海賊団の様な存在はまさに憧れの関係と言ってよいでしょう。
☑️気に入らなかったらぶっ飛ばす!
やくざかよ!って感じですが、ルフィーはとにかく自分のやりたいようにやります。自分の目標を妨げるもの、自分の友達を傷つけるもの、許せないと感じたものは、相手がどんな人であろうと関係なく、ぶっとばします。海軍だろうが大海賊だろうが、世界貴族だろうが関係ありません。
やりたい放題のとんでもねえ野郎だ、と思うでしょうか。ルフィーは自分の行動に何一つ疑いを持っていません。自分の信念の元に生きています。
先ほども述べましたが、実際の社会では、自分のやりたいようにやるどころか、自分の思うところを述べるだけでも一苦労です。匿名性のインターネットが人気なことを見ればよくわかります。
上の人から嫌な仕事をやれと言われたら、イヤでも間違っていると思ってもやらなければいけない。そんな社会の現状は実はルフィー達の敵、海軍の描写で良く出てきます。
海軍(実社会)VSルフィー(読者の思い) という図が見て取れます。
☑️共通するポイント
ここまで3つ、ワンピースの特徴をあげてきましたが、共通するポイントは一つです。
「実社会の僕達がやりたくてもできないことを成し遂げていること」
自分の夢を語れば笑われ、人の顔色を伺いながら生き、反論や意見も言いにくいという現代の日本では、ルフィーの様な生き方はやりたくとも出来ないでしょう。
心の底ではやはりこのような生き方を望んでいます。しかし絶対にできないことも分かっています。だからこそ「漫画の」ワンピースを読んで感動するのではないでしょうか。
紙一重のところで嫉妬に変わればワンピースを大嫌いになるという人もいるでしょう。「自分がやりたいことをこいつはやっている!俺はできない!」という感情から、ルフィー達をまるで実社会に生きる人のように批判し始めたら、ちょっと残念に思います。
☑️漫画としてのクオリティ
漫画としてのクオリティ自体が高いことは言うまでもありません。これは人気の理由としてあげていいものか。
☑️ルフィーがんばれ!
ルフィーは周りの人を惹き付ける力があると本編でも書かれていますが、読者をも惹き付けています。
ルフィーの気持ちになって読んでいくというよりはルフィーを見守る読み方の方が自分的にはしっくりきます。
自分もルフィーのような男になろう、と思いたいのはやまやまですがやはり現実世界では難しい。それは十分承知なのです。
となれば僕達はルフィーを応援するに徹するのみ。がんばれルフィー!